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こちらはルネ・ラリックにより1921年にデザインされた作品「Clos Sainte-Odile」のワイングラスです。現存するラリック作品の中でも入手がとても困難となっており、大変貴重な逸品となります。長い外衣を纏い両手を合わせて祈る聖女オディールの姿がステムにデザインされています。ラリックの作品の中でも、長い外衣を身に着けた女性像は初期に見られる古典的なモチーフで、荘厳な雰囲気を感じさせます。ラリックが得意としたフロスト加工により女性の衣や立ち姿の繊細で彫刻的なレリーフが更に際立ち、非常に雰囲気のある表情に仕上がっています。サインは見受けられませんが、ステムの下部にClos Sainte Odileの小さなレリーフが入っております。当時、こちらの作品はアルザスの酒造業者Weissenburgerの為に特別に作られており一般には販売されていなかったようです。復刻版では、作品名のレリーフが無くなっていたり呑み口の形状も少し異なりますので、こちらはラリック存命時から没後間もない期間にかけてオリジナルの型で制作された作品となります。当時に制作された作品特有の造形が大変素晴らしく、思わず見とれてしまうほど大変美しい作品です。日々の食卓でご使用頂いてもとても素敵ですし、コレクションに加えて頂いても大変素晴らしい、貴重な作品です。とても繊細な作品となりますが、経年による多少のスレがある程度で、目立つかけや傷等もなく大変綺麗な状態です。市場に出回る機会も極めて限られており、国内のアンティークショップでも取り扱いのある店舗は数える程の、ラリックファン垂涎の作品です。こちらのグラスは現在、複数客のご用意が可能となっております。複数客のご購入をご希望される方は、お気軽にご相談下さい。この機会をお見逃し御座いませんよう、ラリックが生み出したアールデコの素晴らしい逸品を是非お手元でご堪能下さい。詳細情報サイズ高さ：約19.5cm口径：約8.6cm技法型吹き、プレス成型、フロスト加工年代1921年